2025年4月16日、日本のものづくりの心臓部ともいえる技術が一堂に会する大規模展示会「インターモールド2025 | 金型展2025 | 金属プレス加工技術展 2025」が東京ビッグサイトで華々しく開幕しました。会期は4月18日までの3日間。国内外の製造業関係者が多数集まり、最新技術や製品に接する貴重な場となっていました。初日から多くの来場者で賑わっていました。
本レポートでは、開催中の本展示会について、その概要、来場者の動向、そして注目の出展ブースの様子をレポートします。貴社のビジネスに役立つ情報収集の一助となれば幸いです。
主催: 本展示会は、一般社団法人日本金型工業会や一般社団法人日本金属プレス工業協会などによって主催されています。インターモールドは、金型技術の専門展示会として確固たる地位を築き、金型展、金属プレス加工技術展と共に開催されることで、素形材加工技術全般を網羅する日本最大級の展示会へと発展してきました。
開催概要:
テーマと特徴:
今回のテーマは「技術連携で変革をリードす る」であり、金型やその加工技術を中心に、ロボティクス、AI、DX、SDGs、自動化・省人化といった多岐にわたる分野の展示が行われていました。製造・設計、プレス加工、成形技術に加え、これらを支える周辺技術(工作機械、工具、測定機器、ソフトウェア、3Dプリンタ、材料、磨き技術など)が一堂に会し、日本のものづくり産業の最新の動向と未来を体感できる場となっています。
本展示会には、例年、自動車、電機・電子部品、精密機器、航空、医療機器といった幅広い分野の製造業関係者が多数来場します。特に、以下のような目的を持った方々が多く訪れていると考えられます。
会場では、最新の製品やサンプルを展示し、来場者と積極的に技術相談を行う光景が多く見受けられました。最新技術への関心はもちろん、日本のものづくりに特有の伝統技術を実演するブースには多くの人が集まっていました。
海外パビリオンを含めた国内外の有力企業が多数出展し、最新の製品や技術を競って披露しています。特に注目される技術分野としては、以下のようなものが挙げられます。
各ブースでは、実機を使ったデモンストレーションや加工サンプルの展示が行われ、技術者と来場者の直接的な対話・技術交流が多く行われていました。大規模展示会ならではの光景でした。
今回の特別展示では、テスラ車「Model Y」の分解された部品が展示され、普段は目にすることのない部品が個別に並べられており、来場者は写真を撮ったり、直接手に取ったりしていました。
インターモールド | 金型展 | 金属プレス加工技術展 2025は、日本の製造業を支える技術の現状と未来を示す、極めて重要な展示会と感じました。高精度化、自動化、デジタル化、AI化といった大きな流れの中で、各企業が工夫を凝らした技術やソリューションが展示されており、製造業全体の進化を実感することができました。私は大田区出身で、幼少期には町工場の廃材で遊んだり、工場の迷路のような隙間の道で遊んだ記憶が蘇りました。
会期は4月18日(金)まで続きます。最新の加工技術や業界動向にご興味のある方は、ぜひ会場に足を運んでみてはいかがでしょうか。会場で得られる情報や技術に触れ、そして人との繋がりは、きっと貴社のビジネスに新たな価値をもたらすはずです。弊社ブログでは、今後も製造業のDXや最新技術に関する情報を発信してまいります。今回のレポートが、皆様の情報収集の一助となれば幸いです。
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