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【展示会レポート】MF-TOKYO 2025 第8回プレス・板金・フォーミング展:製造業の未来を切り開く、日本のものづくり

作成者: Shinsuke Uei|2025/07/19

2025年7月16日から19日までの4日間、東京ビッグサイトにて「MF-TOKYO 2025 第8回プレス・板金・フォーミング展」が盛大に開催されました。本展示会は「人と地球にやさしい技術、持続可能な未来を築く」をテーマに掲げ、世界に向けて日本の塑性加工技術の最前線を紹介する場となりました。最新の鍛圧機械や板金機械、フォーミング機械、そしてそれらの自動化を支える革新的な技術や関連ソリューションが展示され、製造業の新たなトレンドや今後の展望を示す、情報収集や商談に絶好の機会となりました。

第1章:主催とイベント概要について

「MF-TOKYO 2025」は、一般社団法人 日本鍛圧機械工業会と日刊工業新聞社が主催する、塑性加工技術に特化した国際展示会です。会期は2025年7月16日(水)から19日(土)まで、東京ビッグサイトの東4〜8ホールを会場として開催されました。最終日の土曜日のみ16:00まで、それ以外の日は17:00まで開場し、国内外から多くの製造業関係者が訪れました。

本展示会の目的は、日本の最先端の塑性加工技術と機械を紹介し、鍛圧機械産業の発展を促進することにあります。高い専門性を持つ来場者を多数動員することで、活発な商談を創出し、業界全体の活性化に貢献しています。また、セミナーや講演会を通じて最新の技術情報が発信され、知識と情報の交流の場としても機能していました。

第2章:来場者の傾向

今回のMF-TOKYO 2025は、昨年を上回る盛り上がりを見せました。2024年の来場者数は28,219人でしたが、今年は4日間で累計31,207人が会場を訪れています。

また、来場者の質も非常に高く、来場者分析によれば約半数が製品や技術の購入・導入に関与する層でした。これは、具体的な製品導入の検討や最先端技術の情報収集を目的とした方々が多かったことを示しており、多くの来場者がそれぞれの目的を果たしたと考えられます。技術者や生産管理者、購買担当、経営層など、幅広いプロフェッショナルが先端技術の動向を把握し、新たなビジネスパートナーを求めて来場していました。

第3章:出展ブースの様子

会場となった東京ビッグサイト東4〜8ホールには、国内外から多数の企業が出展し、各ブースでは最新の技術やソリューションが披露されました。展示内容は、サーボプレスや高速精密自動プレスといった高性能なプレス機械、パイプベンダーやレーザー加工機などの板金機械、パーツフォーマやワイヤーフォーミングマシンといったフォーミング機械など、塑性加工全般にわたる幅広い分野を網羅していました。

特に注目されたのは、自動化装置やロボットライン、IoT・AIを活用した生産管理システム、そして環境負荷低減に貢献する省エネ技術です。多くのブースで実演が行われ、来場者は最新機械の動作や革新的な加工技術を間近で確認することができました。クイックダイチェンジシステムや高精度な検査測定機器、バリ取り機器といった周辺技術も進化を見せ、生産性向上と品質安定化への寄与が期待されます。出展企業と来場者の間で活発な技術的な議論や具体的な商談が交わされ、会場全体に製造業の未来を切り拓く熱気が満ち溢れていました。

まとめ

「MF-TOKYO 2025 第8回プレス・板金・フォーミング展」は、人と地球にやさしい持続可能な製造業の実現を目指し、革新的な技術と多様なソリューションが集結した展示会となりました。来場者数は過去最多の31,207人を記録し、多くのビジネスユーザーが具体的な導入検討を進めていました。

本展示会は、塑性加工業界の最新潮流を把握し、新たなビジネスチャンスを創出する上で欠かせないイベントです。会場では最先端の機械や自動化技術、環境配慮型のソリューションが多数披露され、今後のものづくりの発展に向けた重要な役割を担うことが期待されます。次回のMF-TOKYOがさらなる進化を遂げることに大いに期待が寄せられます。

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