2025年6月9日から11日までの3日間、東京ビッグサイトにて開催された「AFF・東京 2025 夏」に来場しました。本展示会は、アジアの優れた繊維・ファッション企業が一堂に会する、日本最大級のOEM/ODMの国際見本市です。アパレル業界の最新トレンドや新たなビジネスチャンスを求める多くのビジネスパーソンで賑わいました。本レポートでは、現地の様子や今後のビジネスに繋がるポイントを解説します。
「AFF・東京 2025 夏」は、AFF株式会社と一般社団法人日中経済貿易センターの主催により開催されました。アジア諸国の有力な生産工場やテキスタイルメーカーと、日本の アパレルメーカー、インポーター、デザイナー、その他ファッション関連企業のビジネスマッチングを目的としています。
会場となった東京ビッグサイトの南1-2ホールには、メンズ・レディース・キッズのアパレル製品をはじめ、服飾品、機能性素材、サステナブル素材、ホームテキスタイルなど、多岐にわたる分野のブースが出展されていました。各ブースでは、最新の製品サンプルや技術が展示され、活発な商談が行われている様子がうかがえました。
前回「AFF・東京 2024 夏」の来場者数は5,215名で、今回もアパレルメーカーの企画や生産担当者、商社、セレクトショップ・量販店のバイヤー、EC事業者など、幅広い職種の方々が集まりました。
特に、具体的な商品企画や発注先の選定を目的に熱心に情報収集を行う姿が多く見受けられ、各ブースの担当者との活発なやり取りが目立ちました。円安や原材料価格の変動といった市況の変化の中、品質・コスト・納期・小ロット対応といった自社ニーズにマッチしたパートナーを模索する姿勢が強く感じられました。新たなサプライヤーや生産背景を探す担当者にとっては、極めて有意義な場となっていました。
「AFF=Asia Fashion Fair」という名の通り、出展企業はアジア各国を中心に構成されており、それぞれが自社の強みや独自技術、多彩な製品を積極的に発信していました。ここでは、特に印象に残った取り組みや特徴的なポイントをいくつかご紹介します。
今回の「AFF・東京 2025 夏」は、アジアの生産拠点が持つ多様性と専門性の高さを改めて実感する機会となりました。単にコスト競争力だけでなく、環境への配慮、高い技術力、そして市場のニーズに柔軟に対応する力が、これからのものづくりにおいて不可欠な要素です。
本展示会で得られた知見は、新たな商品開発やサプライヤー選定のヒントとなります。変化の激しいファッション業界において、こうした展示会に足を運び、直接情報に触れることの重要性は、今後ますます高まっていくことでしょう。
株式会社ネクスドライブでは、展示会コンサルティングから1日から単発利用できる展示会営業代行・事務局代行までを提供し、展示会の成果を最大限に引き出します。お気軽にご相談ください。